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居住者の声

2017年03月07日

70歳のとき、あるきっかけで住み替えを決心       未知の老齢期を最期まで生ききる 

ゆいま~る福に入居してまだ3ケ月の西村公仁子さん(71歳)に、住み替え前後のお話や住んでからの感想をうかがいました。62歳の時から高齢者住宅の情報収集をはじめ、昨年になってから具体的な住み替え先を探しはじめました。自分が思い描くお部屋の間取りと契約書の勉強会等を通じて入居後のイメージをしっかり持てたことが決め手となってゆいま~る福を選ばれました。ここに越してからは、新しい暮らしに少し戸惑いつつも、印象に残った言葉や新聞記事をノートに綴り、自分の心と向き合って暮らしていらっしゃいます。

ゆいま~る福

西村公仁子さん(71歳)の場合

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(お引越し日は2016年12月01日)

 一人暮らしの限界は「ゴミ出しに行けるかどうか」

一人暮らしの限界は「ゴミ出しに行けるかどうか」と決めていました。一人暮らしをしていた61歳の時、人間ドックの検査に3カ所ひっかかり、「保証人は誰に頼むのか」と現実的な問題にぶつかることになりました。再検査は特に問題はありませんでしたが、その翌年に軽い脳梗塞になり、自分の老後について真剣に考えるようになりました。自分で自分のことができなくなった時、その時どうするのか、どこに住むのか。いよいよとなってからでは手遅れです。最後の最後、棺桶をしめるのは自分ではできませんからね。

62歳の時にまず自分が漠然と抱えている不安が何なのかを書き出しました(病気になった時、ボケた時、終末期、死後の始末など…)。また高齢者住宅への住み替えの情報を集めるために、大阪梅田にある高齢者住宅情報センターのセミナーなどに通い勉強をはじめ、高齢者住宅の見学を始めました。その頃はまだ62歳ということもあり、長い老後を想定すると高齢者住宅に入るのには経済的に少し早すぎると考えていました。2008年に、とあるNPO法人の記事が読売新聞に載っていました。この団体は、元気な時から、判断能力がなくなった時、死後のことまでトータルでサポートしてくれる団体です。自分の不安を解決するのは「これだ!」と思い契約をし、不安を払しょくできる内容を公正証書にしました。これはかなり安心感をもたらしてくれましたので、マンションでの一人暮らしを続けていました。

自治会役員が近づいてきたのをきっかけに高齢者住宅探しを再開

そして2016年の70歳の時、高齢者住宅探しを再開しました。きっかけは、輪番制の自治会役員が近づいてきたことでした。きっかけというのは大事です。心が動いた時に掴まないと引いてしまいます。2016年2月、高齢者住宅情報センターの紹介でここ福町にサービス付き高齢者向け住宅の企画があるということを知り、初めて福町に足を運びました。福町の海抜ゼロメートルの標識に、正直驚きました。そんな不安を感じつつも毎月入居検討者が集まる「友の会」に参加していました。友の会では色々な知識も得られるし、人の顔も見えて居心地もいいな、と思っていました。友の会では毎回色々なテーマで、たとえば「小学生の時の想い出」「さくら」などをお題に自己紹介をするのですが、そのお話の内容が一人ひとりの性格や時代がわかってとってもよかったのです。今振り返ると、あの時間が人を知るきっかけにもなりました。

またなんといってもゆいま~る福の選択肢の幅が広く丁寧に設計された間取りにも惹かれて予約を入れました。契約内容の勉強会や説明会も開かれ、入居後の生活のイメージが納得いくものだったので入居を決めました。

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今まで感じたことがない「緊張感」

引っ越しの片づけに追われた2カ月、それも終わって落ち着いてくると、少しずつ色々なものに目を向けられる余裕が出てきました。以前にはなかった“緊張感”を感じるようになりました。ゆいま~る福は自立型の住居。大きいくくりでは、共同生活の要素も持っています。パタンとドアを閉めれば、自由気ままなマンションと同じようで少し違う部分もあります。ゆいま~る福では毎朝、安否確認をします。10時までに安否確認ボードに自分でしるし(マグネット)をつけることがお約束です。一人暮らしだった時は、朝起きてぐずぐずしたい時は一日中部屋からも出ないことがありました。寝坊する訳ではないですが目覚ましが鳴らなかったらどうしよう…と心配になります(笑)。また老化は体力よりもまず感情から始まります。たとえば、頑固になる。突発的なことに対処できない、気持ちの切り替えがしにくい…等々。スタッフの皆さん、他の入居者の方に「迷惑をかけたくない」「ぶざまな姿は見せたくない」という想いが緊張感をもたらす一因なのでしょうか。この緊張感が何なのか見極めていくのが課題だと思っています。

憧れていた南向きのお風呂がある部屋

私の部屋のタイプは福町公園に向いている南向きの40㎡の部屋です。特徴としては南向きにお風呂があり、寝室はコンパクトでリビングが広いタイプの間取りです。ずっと若い時から南向きの明るいお風呂に憧れていました。南側の寝室からトイレが近いのも便利だと思っています。歳をとったらトイレが近いのは便利ですからね。部屋からは桜の木が見えるのがとても気に入っています。その時の気分で福町公園を眺めながら、お茶や書きものをしています。入居して早や3カ月あまり。スーパーが近くにあることや、都心にアクセスしやすい立地に加えて、大野川緑陰道路の緑の多さ、静けさなど予想以上の環境の良さを実感しています。

部屋からは福町公園と桜の木が見渡せる

部屋からは福町公園と桜の木が見渡せる

感動した文章、残したい新聞記事をノートに綴るのが日課

以前から字を書くことが生活の一部になっています。字を書くと心がすーっと落ちつきます。ちょうど高齢者住宅を探し始めた62歳の頃から書きはじめました。感動した文章、残したい記事などをノートに綴っています。テーマ別にノートをわけています。「高齢者」「健康」「平穏死」「病気別」「心に残る言葉」など。心にしみる文章が自分に力を与えてくれます。たまに読み返し、「この時はずいぶん字が荒れているな」「きれいな字を書いているな」など、その時、その時々の自分の状態がわかります。字はいつも同じではありません。これもまたいいですね。かなりの冊数になってきたので、残しておきたい内容のダイジェスト版も作っています。

書ためたノートは200冊ほど

書きためたノートは200冊ほど

最期まで生ききる

「高齢期」は人生の中でかなり長い時間があります。若い時とは違って老いてからの「生きる力」とはなんなのだろうか、それをいつも考えています。私は自分が70歳になった時に、「やっと、ここまでたどりついた」と嬉しかったです。何せ老いていくことは、未知の世界です。60歳代の見える世界と、70歳代の見える世界はやはり違うと思っています。

最近は自分よりも年齢の上の方の話がとても参考になります。ゆいま~る福には先輩もたくさんおられますので、皆さんとお話できるのはいいですね。歳をとることは未知の体験なので、お一人おひとりの生き様が、道しるべとなります。私は今、71歳。自分もまた誰かの先輩になっていくことを自覚したいと思います。生き物の義務として「最期まで生き切る」、努力をおしまないことが大切だと日々感じています。

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